検定問題にはならないかもしれないけど、自学勉強用に、または加賀に関するトリビアネタを情報発信することで加賀に興味を持ってもらえたらと始めた
”加賀ふるさとクイズ”。
現在、当所の他に加賀市立図書館やアビオシティ加賀でも寄稿書を置いています。
その寄稿していただいたクイズの中で、専門家による見解が分かれておしくも掲示用クイズとしては出しづらいですが面白いネタがあったのでご紹介します。
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寄稿者:Y.Ôta 様
クイズ「以前、石川県にあった絶滅危惧種の植物”カザグルマ”が最近になって再発見されましたが、さてどこにあるでしょうか?海岸、山地、湖岸のうちどこでしょう?
ヒント「カザグルマは朝顔に似た大輪の花が咲きます。南加賀地区で見つかりました」
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このクイズについての答えが寄稿書に記してなかったため、専門家や図書館等でお調べ致しましたところ、以下のようなことが分かりました。
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専門家たちによる総評:「カザグルマは40~50年前に加賀市松が丘で発見されて以降は、県内で自然に生育しているものは絶滅したと考えられていました。しかし、最近になって能美市の竹やぶの中で自然なものが発見されたそうです。」
図書館にある書物による記述:「カザグルマは林縁や湿地に生育する植物で、石川県では過去50年ほど確認されていない。(石川県 絶滅危惧II類)」
※引用「石川の絶滅のおそれのある野生生物/2000石川県/P31」、「レッドデータプランツ/山と渓谷社/P400」
※その他、堀野末男氏著書の書物に記述がありました
よって、このクイズの答えは~…「湖岸と山地」になるのかなと思います。
キレイで人気なので、自然に生えても人手により抜きとられてしまったり、道路やゴルフ場などの開発事業で刈り取られてしまったりと、かなり北陸ではめずらしい植物だそう。写真検索してみると、カザグルマはとてもゴージャスなお花が咲きキレイです。(勝手に掲載できないので、みなさんも検索してみて下さい)
ご寄稿いただいたY.Ôta 様、有難うございました!