第1回加賀おもてなし講座開催

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7月31日(日)、当所青年部は実盛実行委員会との共催により、橋立地区会館にて今年度第1回目のおもてなし講座を開催し、46名が参加した。
平家物語から約二百年ののち、加賀之國篠原の地に現れた斉藤別当実盛の亡霊を遊行上人が成仏させた談に由来する修羅能の代表作「実盛」。今回はこの作品をテーマとして、加賀市にゆかりのある平安時代の武将斉藤実盛にまつわる伝説や能楽の魅力について学んだ。
第一部では、「実盛の魅力を語らう」と題し、吉野晴夫氏(能楽笛方森田流職分、金沢能楽美術館館長)、太田豊氏(音楽家、雅楽演奏家)、中山哲郎氏(實盛之兜保存会会長)の3名による座談会を聴講、室町時代に大成した能楽のあらましや古くから日本人の心をとらえてきた実盛物語について分かりやすく解説をいただいた。
第二部では能を身近なものに感じられるよう、「手習い『お能』」と題して、錦城能楽会の方々の協力の下、練習曲として「高砂」の謡を体験したり、能面を実際に身に付け、それぞれの意味について解説を頂いた。この他、鼓や笛の演奏体験も行った。